世界資源研究所(WRI)と国際金融公社(IFC)の2006年の研究より
・一人あたりの購買力平価換算
21.730$以上 --- 5億人
3.260-21.730$ --- 20億人
3.260$以下 --- 40億人
一日2ドル以下で暮らす人達は約40億人いるとの事です。
少ない所得で生活をするBOPの人達にビジネスをする時に必要なものは、
1.サービスのコストダウン
2.サービスの質は下げない
3.BOPの人達の生活の改善
これら3つは最低条件だと考えられる。
・コストが安くても、すぐに壊れてしまうような商品では無駄にコストがかかってしまう。
彼らは金銭的に余裕がないのでサービスの質が低くてもコストが低いサービス(もしくは商品)
を選ばざるをえない状況だ。しかし、質が低いのですぐサービスがうけれなくなったり、壊れたりしてしまう。
これでは、一時的に解決できても結果としては無駄にコストがかかってしまった事になる。
だからといって、より質の高いサービスをうけるためのお金はどこにもない。
「今よりもコストダウンさせて、質をあげる。」
一見すると矛盾している事柄だが、ここに挑戦していくのがBOPビジネスだ。
さらにBOPの人達はかなりの時間がある。その為、色々な作業において時間をかけて作業をする事は可能だ。
ここも1つのねらい目だと思われる。例えば、今まで5時間かけていたものを先進技術により1時間に短縮する事ができれば、残りの4時間は生産的な時間に当てる事ができる。結果として、生活の質があがり収入も増える可能性もある。
BOPの人達の時間と1つ1つの生活環境を変化させていく事が、長い視点で見た時に先進国の発展につながると信じたい。
参考文献『BOP市場共創の戦略/スチュアート・L・ハート』
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